「最近、なんだか首や目がつらい……」「集中力が続かないし、眠りも浅い気がする」――そんなふうに感じることはありませんか?

スマホやパソコンを使う時間が長くなると、首や目、肩のだるさ、集中力の低下、気分の落ち込みなど、さまざまな不調が少しずつ積み重なっていきます。
でも、それは単なる“疲れ”ではないかもしれません。
そうした不調は、現代の生活スタイルがもたらす“現代型不調”のサインといえるでしょう。
今回は、スマホ時代のからだの変化と、今できる対策について、わかりやすくお伝えしていきます。
体だけでなく脳にも現れる、スマホによる“現代型不調”
現代型不調とは、首・肩・目の不快感だけでなく、睡眠の質や集中力の低下など、体と脳の両方に現れる症状のことです。
長時間の画面作業や姿勢の悪化に加え、脳への情報過多や刺激も重なることで、体調が崩れていきます。
筋肉や関節の問題にくわえ、自律神経や脳の疲労といった複合的な要因が背景にあるため、複数の症状が同時に現れやすいのが特徴です。
体の不調が表に出やすい一方で、こうした状態が続くと、脳の働きにもじわじわと影響が広がっていきます。
つまり、短期的には「首や肩のだるさ」として現れ、長期的には「集中力や思考力の低下」として感じられる――このような“段階的な影響”が、現代型不調の本質といえるのです。
首にかかる負担と、姿勢の乱れがもたらす影響
スマホやパソコンを見るとき、多くの人が無意識のうちに前かがみの姿勢になり、首や肩に大きな負担をかけます。

この前傾姿勢が習慣化すると、首が肩よりも前に突き出す状態が長く続きます。これが、いわゆる“スマホ首”と呼ばれる状態です。その結果、首の筋肉や関節、神経に余計な圧力がかかり、不調が引き起こされます。
こうした姿勢は、単に筋肉が疲れるだけでなく、神経を通じて脳にも間接的なストレスを与えます。集中できない、イライラするといった感覚は、身体的負担の積み重ねから生じているのです。

目の使いすぎが肩こりや頭の重さを引き起こす
画面を長時間見続けると、目の筋肉が緊張し、ピントが合いづらくなることがあります。さらに、まばたきが減ることでドライアイが進行し、目の奥の重さや痛みにつながることもあります。
この目の疲れは、首や肩の筋肉を連動して緊張させ、肩こりや頭の重さとして感じられるようになります。
また、脳は目からの情報処理に非常に多くのエネルギーを使うため、目の使いすぎは脳の疲労にも直結します。
短期的には、首・肩のコリや頭の重さ、目の奥の痛みといった身体的な負担が現れやすく、こうした蓄積が、やがて脳の働きにも影響を及ぼします。
自律神経の乱れが、睡眠や気分に影響する理由
首や背中の緊張が続くと、筋肉や神経が常に刺激を受け、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
この状態が続くと、交感神経が優位になり、脳と体が“休息モード”に切り替わりにくくなります。
その結果、リラックスできず、寝つきの悪さや夜中の覚醒、浅い眠りなどが起こりやすくなります。
こうした神経の乱れは、気分の浮き沈みや集中力の低下にもつながります。
心の不安定さが続くと、体の回復もうまく働かず、慢性的な疲労感として蓄積されます。
自律神経の不調が脳の機能にも波及し、さらなる悪循環を生むこともあるのです。
集中力の低下は“脳の悲鳴”かもしれない
スマホやPCからの大量の情報や通知にさらされ続けると、脳は休む暇がなくなり、情報処理が追いつかなくなります。
これが「集中できない」「すぐに気が散る」といった状態につながります。
また、首まわりの緊張や目の疲れは、脳への血流や酸素供給にも影響し、ぼんやり感や思考のにぶさを感じることも。
こうした集中力の低下は、体の不調からくる“脳の悲鳴”と言えるでしょう。
神経と血流が整うと、こんな変化が訪れる
現代型不調の背景には、神経や血流の乱れが深く関係しています。
不調を根本から整えるには、これらの“めぐり”をスムーズに保つことが大切です。
そのためには、日々のセルフケアや、必要に応じた整体などのサポートも有効です。
首まわりや背骨にかけての緊張がゆるみ、神経や血流の流れが整ってくると、体の内側から少しずつ変化が現れます。
たとえば、肩や首のコリが軽くなるだけでなく、「朝の目覚めがすっきりした」「頭がぼーっとしにくくなった」といった感覚の変化を感じる方も少なくありません。
これは、神経と血流のバランスが整うことで、脳への酸素供給が安定し、思考のクリアさや集中力が戻ってくるからです。
こうした“めぐり”の回復は、表面的な痛みの軽減だけでなく、心と体全体に作用する深い効果をもたらします。
今日からできる、スマホ疲れ対策のセルフケア
スマホやパソコンによる体や脳の疲労には、日常のちょっとした工夫で対応できます。
ここでは、今日から取り入れられる簡単なセルフケアをご紹介します。
・画面を見る時間を区切る
30分ごとに1〜2分、視線を遠くに移すだけでも目の緊張がほぐれます。
・こまめに動かす
首や肩のストレッチや体操を日常に取り入れ、筋肉のこわばりを防ぎましょう。
・目や姿勢への気配り
明るさや画面の高さを見直すことで、目や首への負担を軽減できます。
・“切る時間”をつくる
寝る前1時間は画面から離れ、脳と体をクールダウン。質の高い睡眠につながります。
こうした習慣は、筋肉の緊張をやわらげるだけでなく、情報にさらされ続けた脳を休ませるためにも効果的です。疲れをため込まない暮らしの工夫が、心と体の調和を保つ鍵となります。
整体で体をリセット。まどか整体院のサポート
鹿児島市荒田のまどか整体院では、ボキボキしないやさしい整体で、首や背骨まわりの緊張をゆるめ、神経と血流の流れを整えるサポートをおこなっています。
当院は、市電の荒田八幡電停から、荒田小学校方面に徒歩約5分のところに位置します。
理学療法士が在籍しており、一人ひとりの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと、無理のないケアを提案し、目の疲れ、集中力の低下、朝のだるさなど、現代型不調の悩みにも対応しています。

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