側弯症を悪化させないために知っておきたい、NG行動と改善のコツ
こんにちは、鹿児島市荒田のまどか整体院です。
「背中や腰が痛い」「肩の高さが左右で違う気がする」「鏡を見ると身体が傾いている」――そんなお悩みはありませんか?
それはもしかすると側弯症(そくわんしょう)が関係しているかもしれません。
側弯症とは、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴ってしまう状態のこと。
多くは思春期に発症し、成人になってから気づくケースもあります。重度でなければ命に関わるような病気ではありませんが、日常のちょっとした癖や習慣が原因で進行することも少なくありません。
今回は、側弯症を悪化させないために避けたいNG行動や、日常生活でできる改善のヒントを、理学療法士の視点からわかりやすくご紹介します。
気づかないうちに悪化?側弯症を進行させるNG習慣と改善策
側弯症の症状がある方や予備群の方にとって、普段の動作や姿勢の積み重ねが進行に影響を与える可能性があります。以下のような動作は、できるだけ避けましょう。
● 横向きで寝る癖がある
NG理由: 片側だけに圧がかかることで、背骨が左右非対称の状態になり、側弯を助長する恐れがあります。特に横向きでひじをつく・脚を曲げて丸くなるような体勢は要注意です。

改善策: 仰向けで寝る習慣をつけ、腰まわりをサポートするバスタオルやクッションを使って骨盤が傾かないよう工夫しましょう。マットレスの硬さも重要で、柔らかすぎる寝具は体が沈み込みやすいため避けるのが理想です。
● 自己流の筋トレをしている
NG理由: バランスの悪い筋トレ(例えば片側だけを鍛えるトレーニングや、強度の高すぎる体幹運動)は、筋力の左右差を強調し、結果的に背骨のゆがみを強めてしまいます。
改善策: 専門家(理学療法士やトレーナー)から身体の状態に合った運動指導を受け、**“バランスよく鍛える”**ことを重視しましょう。とくに腹横筋や多裂筋などの体幹インナーマッスルを意識的に活用することが大切です。
● 無理なストレッチや体操
NG理由: 側弯症では、背骨の湾曲がある側の筋肉は短縮・緊張しやすく、反対側は引き伸ばされたり筋力低下を起こしていることがあります。自己流で痛みを我慢しながら伸ばすと、逆に不調を招くこともあります。
改善策: 痛みを感じる動作は避け、呼吸を意識した穏やかな動きから始めましょう。左右の可動域の違いや硬さを確認しながら、左右差を少しずつ埋めていくことが大切です。
● 片側荷重の姿勢(立ち方・座り方)
NG理由: 片脚に重心をかけて立ったり、椅子に浅く腰掛けて片肘だけをついて座るような姿勢は、脊柱のねじれを助長し、骨盤の傾きを固定化させてしまいます。
改善策: 座るときは骨盤を立て、背もたれを活用する。立つときは両足に均等に体重をかけ、重心を真ん中に保つように心がけましょう。鏡でチェックするのも効果的です。
● 片側で荷物を持つ習慣
NG理由: カバンや買い物袋をいつも同じ手で持つと、肩の高さや骨盤の位置に左右差が生じ、筋肉のバランスが崩れやすくなります。

改善策: 両肩に重さが分散されるリュックサックがおすすめ。どうしても片側で持つ場合は、持ち替える回数を意識して増やしましょう。
◇側弯症をケアするための日常習慣
日常生活の中に、背骨のゆがみを悪化させないための習慣を取り入れることが、予防と改善の第一歩です。
● 正しい姿勢を意識する
・椅子に座るときは骨盤を立てる(お尻を背もたれに近づける)
・頭を前に出さず、耳の位置が肩の真上にくるように意識する

これだけでも、背骨と骨盤のアライメント(整列)をキープする効果があります。
● 靴選びに気をつける
・ヒールの高い靴や、足裏の接地が不安定な靴(厚底・先細)はNG
・靴底のすり減りが均等かどうかを定期的にチェックし、左右差があれば早めに修正を
● 適度な運動を続ける
ウォーキング、軽いヨガ、ピラティスなど、背骨の可動性と筋肉の柔軟性を維持できる運動が理想です。
激しいスポーツやジャンプ動作を含む運動は、状況に応じて制限する必要があります。
● デスクワークに「休憩」を挟む
長時間同じ姿勢をとると、筋緊張や循環不良を引き起こします。30〜60分ごとに立ち上がり、肩回し・体側伸ばし・深呼吸などを取り入れるだけでも、姿勢の崩れを防ぐのに効果的です。
まどか整体院でのサポート
鹿児島市荒田のまどか整体院では、理学療法士の専門的知識とやさしい整体技術を融合させた側弯症ケアをおこなっています。
✔ 背骨の可動域チェック
✔ 筋力バランスの評価
✔ 姿勢・荷重の左右差の確認
✔ 痛みのない手技で筋肉をゆるめ、可動性を取り戻す
さらに、日常生活での姿勢指導やセルフエクササイズのアドバイスもおこない、ご自宅でもケアが続けられるようサポートしています。
「成長期の子どもの姿勢が気になる」「以前、軽度の側弯と診断された」そんな方も、お気軽にご相談ください。
まとめ
側弯症は、急激に進行するものではありませんが、小さな習慣の積み重ねが大きな影響を及ぼします。
- 横向き寝や片側荷重の姿勢
- 自己流の運動やストレッチ
- 姿勢を崩す生活習慣
…こうした日常を見直し、身体のバランスを整えることで、進行の予防や症状緩和につながる可能性が広がります。
整体と理学療法の視点を活かしながら、一緒に快適な身体づくりを進めてみませんか?
まどか整体院は、あなたの健康な未来をやさしくサポートいたします。
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