頭痛持ちの人は“首の可動域”が狭い?整体で広げる方法
「首を回すと痛い」「後ろを振り向くのがつらい」――そんな違和感、気になっていませんか?
実は、こうした“首の可動域の狭さ”が、頭痛と深く関係していることもあります。

今回は、首の動きと頭痛の関係、そして改善のヒントについてお話しします。
首の動きが悪くなると、血流や神経に影響し頭痛が起こる
首の可動域が狭くなると、首まわりの筋肉がこわばり、血流や神経の流れが悪くなります。

その結果、十分に酸素や栄養が届かなくなったり、神経が刺激されたりして、後頭部の痛みや頭全体の重だるさといった頭痛が起こることがあります。
これは特に「緊張型頭痛」と呼ばれ、首や肩の状態と深く関係しています。
首の動きが悪くなることで筋肉の緊張や血流不足が起きやすく、頭痛につながりやすくなります。
なお、片頭痛や群発頭痛などは主に別の要因が関係しており、首の可動域との関連は比較的薄いとされています。
姿勢の乱れや運動不足が首の動きを悪くする
スマートフォンやパソコンを見る時間が長く、前かがみの姿勢が続くと、首や肩の筋肉は緊張しっぱなしに。

その状態が長引くことで、筋肉がかたまり、動かしづらくなったり、こわばってきたりします。
また、運動不足も首の可動域を狭める大きな要因です。
首は特に、自分から積極的に動かすことが少ない部位なので、運動不足の影響を受けやすく、意識しないと筋肉がこわばってしまいます。
毎日のちょっとした姿勢や生活習慣が、じわじわと首の動きを制限していくのです。
「普通に動く首」の状態を再確認
健康な首の可動域は、左右にそれぞれ50度以上、上下では前に60度、後ろに50度ほど動くのが理想とされています。

以下のようなチェックポイントに当てはまる場合は、可動域が狭くなっている可能性があります。
- 後ろを振り向いたとき、視界が肩より後ろにいかない
- 上を向いたとき、喉元が突っ張って苦しく感じる
- 動きに痛みや重だるさをともなう
- 以前より首の動きが悪くなったと感じる
こうした違和感や変化は、体からのサインといえるかもしれません。
首の可動域は少しずつ変化していくため、気づいたときには想像以上に動きが制限されていることもあります。
首まわりを整えるための簡単セルフケア
日常生活の中で、首をやさしく整えるためのセルフケアを取り入れるのは、とても効果的です。
無理なく続けられる、シンプルな方法をご紹介します。
・肩甲骨を回す
肩や首まわりの血流が促進され、筋肉の緊張をやわらげる効果があります。左右それぞれゆっくりと10回まわすのが目安です。
・蒸しタオルで温める
首の後ろを温めることで、血行がよくなり、筋肉のこわばりが和らぎます。2〜3分あてるだけでも効果的です。
・深呼吸をする
ゆっくり息を吐くことを意識して1分間呼吸するだけで、自律神経が整いやすくなり、首まわりの緊張も軽減されます。
・やさしく首を動かす
無理に伸ばさず、前後左右に軽くゆらすことで、可動域を保ちやすくなります。痛みが出ない範囲で行いましょう。
強く伸ばすよりも、やさしく動かすことを意識してみてください。
毎日のすきま時間に取り入れることで、少しずつ首の動きがスムーズになっていくはずです。
首を整える整体で、頭痛の出にくい体へ
鹿児島市荒田のまどか整体院では、首の動きだけに注目するのではなく、全身のバランスから整えていく方針を大切にしています。
理学療法士が在籍し、可動域の状態をチェックしながら、背骨を中心としたDRT整体で、やさしく揺らすように調整をおこないます。
筋肉や神経の働きを正常に戻すことで、首まわりの緊張をゆるめ、自己回復力が働きやすい体づくりをめざします。
「首を整えることは、頭痛から解放される第一歩」
その想いで、鹿児島市荒田の整体院として、皆さまのお悩みに向き合っています。