幼児期の運動習慣が未来をつくる|鹿児島荒田のまどか整体院


幼児期の運動習慣が未来をつくる|理学療法士が語る子どもの体と心の育て方

――理学療法士・整体師の視点からみた、幼児期の“からだと心”の発達サポート

子どもが元気に育ってほしい――そう願わない親はいません。

しかし、健やかな成長には「ただ食べて寝ていればいい」というわけではありません。

幼児期、特に6歳頃までの時期に身につけた「体を動かす習慣」が、実はその後の身体的・精神的な発達、そして将来の健康状態にまで影響することをご存じでしょうか?

私たち理学療法士・整体師の現場でも、大人になってから運動機能や姿勢の問題で悩む方の多くに、実は「幼少期に体を動かす経験が少なかった」という共通点が見られることがあります。

今回は、子どもの健やかな未来のために、なぜ幼児期の運動習慣が重要なのか、どう生活に取り入れるべきかについて、専門的な視点を交えてお伝えします。


運動習慣が“脳と体”の発達に与えるインパクト

子どもは、ただ大きくなるだけで発達するわけではありません。

体を使って遊び、五感を刺激しながら成長することがとても大切です。特に6歳までの間に、運動を通して得られる刺激は、脳や神経系の発達を大きく左右します。

●運動神経の80%は6歳までに形成される

ヒトの神経系(特に運動神経・感覚神経)は、6歳頃までに急速に発達します。

この時期に「走る・跳ぶ・転ぶ・支える・バランスを取る」といった多様な動きを経験することで、反射的な動きや力の加減、タイミングの取り方などが身につきやすくなります。

●生活習慣病や姿勢不良の“予防”にもなる

運動不足が慢性化すると、筋力低下や基礎代謝の低下により、将来の肥満・高血圧・糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。また、幼少期から体幹が弱いと、猫背や反り腰、X脚・O脚などの姿勢不良に悩まされやすくなります。


幼児期の“遊び”が運動能力の土台をつくる

「運動」と聞くとスポーツ教室や習い事を想像する方も多いですが、幼児期に大切なのは「技術」ではありません。

むしろ、自由に体を使って遊ぶ経験こそが、運動神経を育てる第一歩になります。

●外遊びの頻度と体力には明確な相関が

スポーツ庁の調査では、就学前に週6日以上外遊びをしていた子どもは、10歳時点での体力テストの成績が有意に高いことが分かっています。男子で約5点、女子では約8点の差が見られたというデータも。

この差は、単に体力面だけでなく、「できた!」という成功体験からくる自信やチャレンジ精神にもつながっていくのです。

まどか整体院が伝える、運動の成功体験で自己肯定感を育てる子ども。喜びに満ちた表情が印象的

整体師から見た「運動不足のサイン」とは?

実は、整体院に来られる小学生や中学生の中には、すでに筋バランスの乱れや姿勢の崩れが目立つ子も少なくありません。

●よくある子どもの不調のサイン

  • じっと座っていられない(体幹筋の弱さ)
  • 転びやすい、姿勢が崩れる(バランス能力の低さ)
  • 肩こりや首の違和感(ストレートネック傾向)
  • やる気が出ない・集中力が続かない(運動による脳活性不足)

こうした不調は、「まだ小さいから大丈夫」と思われがちですが、そのまま成長すると中高年での体のトラブルにつながりかねません


家庭でできる運動習慣のサポート3選

子どもが運動習慣を身につけるには、「親が管理する」のではなく、自然に楽しく体を動かせる環境づくりがポイントです。

① “遊び”をベースにする

公園での鬼ごっこ、坂道を駆け上がる、ボールを蹴る・投げる――これらはすべて、立派な全身運動です。ポイントは、「うまくできるか」ではなく「楽しんでいるか」。親子で一緒に遊べば、よりよい運動体験になります。

② 日常生活に“動き”を取り入れる

  • エレベーターより階段
  • お手伝いをゲーム感覚で(洗濯物運びや掃除など)
  • 買い物帰りに“遠回りウォーキング”

こうした小さな習慣が、子どもの体の使い方を自然に育てていきます。

③ 毎日60分の運動を目安に

厚労省のガイドラインでは、1日あたり60分以上の運動が望ましいとされています。時間にとらわれすぎず、「午前と午後にそれぞれ30分ずつ遊ぶ」くらいでもOKです。


心の発達にもつながる「運動の力」

体を動かすことは、単に筋肉や骨を鍛えるだけではありません。心の発達や社会性の基盤にも深く関係しています

  • 集団遊びからルールを学ぶ
  • 勝ち負けを通して感情をコントロールする経験
  • 成功体験による自己肯定感の育成
まどか整体院が推奨する、幼児期の運動習慣づくり。ごっこ遊びで体を使って成長する子どもたち

こうした力は、学校生活や人間関係の土台となり、大人になっても役立つ「生きる力」となります。


理学療法士・整体師として伝えたいこと

私たちは、大人になってから姿勢や体力の低下で来院される方に多く出会いますが、その多くが「子どもの頃、体を動かす機会が少なかった」と話されます

子どもの将来の健康を守るには、「今」動ける体づくりが大切。

運動が苦手な子も、まずは“遊び”という形で無理なくスタートすることが大切です。


まどか整体院では、親子の身体づくりも応援しています

鹿児島市荒田のまどか整体院では、大人の整体はもちろん、小学生・中学生の姿勢改善サポートや、親子でできる体操指導もおこなっています。

「最近、姿勢が気になる」

「運動が苦手で心配」

「親も体のケアをしたい」

そんなご相談も歓迎です。未来の健康は、今日の習慣から。

ご家族みんなが笑顔で過ごせるよう、体の面から私たちがサポートします。


まとめ:運動は“未来の自分”への贈りもの

幼児期に育まれた運動習慣は、やがて心と体の軸となり、未来の自分を支える力になります。

親が与えてあげられる最高のプレゼントは、「運動を楽しむ力」と「自分の体を大切にする感覚」なのかもしれません。

まずは今日、10分でも一緒に外に出てみませんか?

走って、笑って、転んで――そのすべてが、子どもの未来を明るく照らす時間になります。

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